名張市議会定例議会採決日

3月26日(火)通年議会の初年度採決日を迎えました。今議会は、当年度開始前の3月に議会の議決で審議される、翌年度全体の基本的な予算となる、当初予算審議と令和5年度の補正予算と合わせての審議を行いました。また、条例改正案も多数提出されました。

補正予算の主な内容は、国の補正予算等の財源を活用し、農業用施設の耐震化及び改修、道路・交通安全施設等の整備、小中学校のトイレ改修及び中学校大規模改良事業など、歳入・歳出各費目において事業費精査や財源振替など、一般会計で7,106万4千円増額し、予算総額を前年度比1.7%減の327億8,665万円を承認しました。

新年度当初予算は、294億6,600万円(R5当初予算〈292億4,200万〉比 0.8%(2億2,400万円)増)となりました。都市振興税の廃止等により、固定資産税の収入が減額という中、歳入では、地方交付税の物価高騰等に伴う増、国県支出金(児童手当負担金や土木施設災害復旧負担金〉の増、ふるさと寄付金の増、ふるさと応援基金繰入金や財政調整基金繰入金の増、等となりました。歳出では、民生費・商工費・災害復旧費が増額となりました。

本日、「物価高騰対応重点支援給付金給付事業」(民生費)に、国庫支出金 4億2,177万8千円が追加され、歳入歳出総額それぞれ298億8、778万8千円となりました。(閉会日29日(金)に、追加議案が予定されていますので、総額は変わる可能性があります。)

昨年3月に、北川市長が新たなまちづくりを進めていくための総合計画「なばり新時代戦略」を策定され、令和6年度は、「市民参画のシティプロモーション」で語れるまち名張を市民で盛り上げ、移住定住につなげていこうと、取り組みを推進されます。

「なばりの未来創造予算」と銘打って、「防災力の強化・災害対策の再確認(ソフト・ハード面の強化)」「人口減少対策(総合戦略の改訂、定住自立圏構想、シティプロモーション)」「中学校給食への取組、市立病院の経営強化、名張かわまちづくり」等、10年先を見据えた取組に期待するところです。

3月23日(土)には、市政施行70周年事業として「70(ななまる)フェスタ」が開催され、「オーガニックマルシェ」「ワークショップ」「リアルなばりん」のお披露目や、「ばりっ子会議の子どもたちとひやわんとのダンスコラボレーション」のイベントが開催されました。あいにくの雨でしたが、名張のブランドロゴのお披露目もあり、市役所は熱気にあふれていました。

3つのロゴの中から皆さんの投票で、「なんとかなるなるなばりです」が見事1位に輝きました。

今日の議場で、福田博行議員を委員長とする「シティプロモーション推進条例検討部会」で検討された議員提案の「みんなが名張を好きになるなる条例」が議案として上程され、全会一致で可決されました。

3月29日(金)が、通年議会の閉会日となります。