2024年2月21日

1月1日に、震度7という能登半島地震が発災。大変な年明けとなりました。自然の恐ろしさを改めて感じたところです。先人の知恵や勇気、忍耐や努力、自然との共存、共栄をコツコツと積み重ねてこられたことを、私たちも今回の発災を機会に改めて考えなければならないと感じたところです。

2024年1月1日の最大震度7の地震並びに、2020年12月以降の能登半島の一連の地震活動の両者を「令和6年能登半島地震」と命名することを気象庁が発表しました。地震活動に対して気象庁が命名を行なうのは、2018年(平成30年)9月の北海道胆振東部地震以来だそうです。改めて、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り致します。そして、1日でも早く復旧、復興が叶うことをお祈り致します。

日本が誇る、伝統産業である輪島塗の工房も甚大な被害に見舞われました。輪島塗の技術を伝統産業としての復興を、しっかりと継承出来る様に、国においてバックアップをしていただきたいと切に願います。

報道される災害の大きさや、ライフラインの復旧の遅れに、被災者の皆様のご苦労は想像以上であろうと思います。今後、南海トラフ地震が懸念されている中、三重県や、和歌山県、中国地方、四国地方も人ごとではありません。「災害は、忘れた頃にやってくる」しかしながら、必ずやってくるものです。自分の命は自分で守る。一人で乗り越えられないことでも、仲間がいれば乗り越えられる。支え合い、助け合うことをもう一度、意識する必要性があると感じます。

3月議会がもうすぐ始まります。人口減少社会の中で、高齢化がすすみ、希薄な地域社会をどのように再考していくべきか、しっかりと考えなければなりません。活かされている命と向き合い、生きる力を育む努力をしていきたいと思います。